「片腹痛い」の意味・由来

「片腹痛い」の読み方は「かたはらいたい」と読み、身の程知らずの相手を笑う、笑止という意味があります。

「片腹」とは脇腹のことですが、本来「片腹痛い」は「傍痛し」と言い、傍から見ていて気の毒、嫌な気分になるという意味でした。

しかし中世以降に「かたはら」に「片腹」の字が誤って使われるようになり、馬鹿馬鹿しくて、脇腹が痛くなるくらい笑い飛ばすという意味を持つ「片腹痛い」の言葉が生まれました。

「片腹痛い」の使い方・例文

  • その程度の成功で満足するなど、片腹痛い
  • その実力でプロを自称するとは、片腹痛い
  • 彼が私に口出しするなど、片腹痛い
  • 片腹痛いとばかりに、彼は嘲笑した

「片腹痛い」の類語

身の程知らずの相手を笑う、笑止
滑稽・気の毒・噴飯物・笑止(千万)・失笑噴飯・くだらない・馬鹿馬鹿しい・阿保らしい・臍で茶を沸かす・腹の皮が捩れる