「懸想」の意味

「懸想」の読み方は「けそう」と読み、異性を恋い慕うことという意味があります。古風な言い方で、現在は「恋する」「惚れる」などと言われる感情です。

告白するときに送る手紙を「恋文」「ラブレター」などと言いますが、昔は「懸想文けそうぶみ」と言われていました。

「懸想」が入る言葉

言葉 意味
懸想立つ 恋慕の思いが表に現れる
懸想ばむ 恋い慕っているように振る舞う
懸想ぶ・懸想めく 恋慕の情がほのめく
懸想人けそうびと 懸想する人、恋人
懸想文売けそうぶみうり 江戸時代、京都で元日から15日まで、縁結びなど縁起物として懸想文を売り歩いた人

「懸想」の使い方・例文

  • 町娘に懸想する青年
  • その家臣は姫様に懸想していた
  • 手紙を読むと、それは懸想文だった
  • 夢物語のような、懸想めいたことを話す

「懸想」の類語

異性を恋い慕うこと
恋慕・恋情・片恋・恋着・愛情・執心・恋する・惚れる・片思い・徒情け・首っ丈・惚れ込む・見初める・気がある・思し召し