「阿鼻叫喚」の意味

「阿鼻叫喚」の読み方は「あびきょうかん」と読み、

  1. 悲惨な状況に泣き叫ぶこと
  2. 非常に惨たらしい様子

を意味します。

語源

「阿鼻叫喚」は元々は仏教語です。

  • 八大地獄のうち、阿鼻地獄と叫喚地獄を合わせた言葉
  • 阿鼻地獄で悪人が泣き叫び、喚くこと

など語源は諸説あります。

地獄に落ちた悪人が苦痛を受けて泣き叫ぶ様子から、地獄のような状態にあることを指すときに使われます。

使い方・例文

悲惨な状況に泣き叫ぶこと

  • 罪人が拷問され、阿鼻叫喚の叫びを上げる
  • 事故現場は建物は崩壊し、怪我人が運ばれ、阿鼻叫喚の騒ぎだった

非常に惨たらしい様子

  • 戦場は阿鼻叫喚の地獄となり、爆音や銃声が飛び交った
  • 火の手が回り、屋内はたちまち阿鼻叫喚の地獄となった

類義語・対義語

類義語 悲惨な状況に泣き叫ぶこと
叫喚・絶叫・悲鳴
非常に惨たらしい様子
悲惨・無惨・凄惨・凄愴・凄絶・惨憺・凄愴・惨烈・陰惨・酸鼻・修羅場・惨い・血腥ちなまぐさい・浅ましい・生き地獄・見るに堪えない(忍びない)・目も当てられない・言語に絶する
対義語 天国・楽園・至福・極楽・絶頂・極楽浄土