「小癪」の意味

「小癪」の読み方は「こしゃく」と読み、生意気なこと、小賢しいことという意味があります。

人・動物の言動などがどことなく腹立たしい、憎らしいと思われるときに使う言葉で、小生意気な人のことを「小癪者」と言うこともあります。

慣用句に「小癪に触る」という言葉がありますが、ちょっと癇に障る、いささか腹が立つという意味の慣用句です。

「小癪」と「姑息」の違い

「姑息」はその場逃れ、一時の間に合わせという意味の言葉です。しかし、近年は卑怯なさまという意味で用いられることがありますが、本来は誤用です。

例えば「姑息な手段」と言うときは、本来は「その場逃れの手段」という意味であり、「卑怯な手段」という意味で使うのは誤用になります。

「小癪」の使い方・例文

  • 小癪な手を使うなど、卑怯だ
  • 子供だが小癪そうな表情をしている
  • 主人を馬鹿にする、小癪な犬だ
  • 図々しい態度が小癪に障る

「小癪」の類語

類語
癪に障る・小面憎い・小憎らしい・小腹が立つ