「安堵」の意味
安堵という言葉は
- 安心すること、心配事がなくなって解放されること
- 安心して生活すること
- 土地の領有権、知行権などを公認されること
といった意味がありますが、現在は1の意味で使われることが多いです。
「安堵」の「堵」は垣を意味することから「垣の中で安んずる」、つまり2の垣根に囲まれた居所で安心して暮らすことを意味します。
3は主に鎌倉~室町時代の中世に、幕府や領主から土地に関する権利を認められるときに使われました。
「安堵」の使い方
- 無事を知って安堵した
- ほっとして安堵の表情を浮かべる
- 問題が解決して、安堵の息を漏らす
- 屋敷に安堵する
- 幕府から所領を安堵される
安堵の類義語・対義語
類義語 | 安心する・気を楽にする・気が晴れる・ほっとする・放心する |
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心置きなく・心が軽くなる・心安らぐ・心が安定する・安らかになる | |
息を吐く・胸をなでおろす・胸が軽くなる・肩の荷が降りる・愁眉を開く・溜飲が下がる | |
安心立命 | |
大船に乗った気持ち | |
対義語 | |
気になる・気遣う・気懸かり・気に病む・懸念 | |
心配する・配慮する・顧慮する・憂慮する・思案する | |
悲観する・頓着する・屈託する・危惧する | |
心痛・気苦労・胸を痛める・取り越し苦労・杞憂 | |
疑心暗鬼・内憂外患 |