「精進」の意味

「精進」の読み方は「しょうじん」と読み、

  1. ひたすら仏道修行に励むこと
  2. 肉食せず、菜食すること
  3. 心身を清め行いを慎むこと
  4. 一所懸命に努力すること

といった意味がありますが、日常では4の意味でよく使われる言葉です。

2の意味では、肉が入っていない料理を「精進料理」と言い、精進の期間が終わって肉食することを「精進明け」「精進落ち」「精進上げ」などと言います。

3の意味では、肉食を断って心身を清めることを四字熟語で「精進潔斎」とも言い、4の意味では仏事・神事のために、一定期間心身を清めて行いを慎むときに使われます。

使い方・例文

ひたすら仏道修行に励むこと

  • 精進苦行した釈迦
  • 仏教を信仰し、精進する
  • 修養に精進する
  • 修道と鍛練との精進生活

肉食せず、菜食すること

  • 寺院では精進料理を食べる
  • 精進日に肉は食べない
  • 精進料理もベジタリアン料理の一種に入る
  • がんもどきは精進料理で、肉の代用品となる

心身を清め行いを慎むこと

  • 仏事の前の精進として、斎戒沐浴する
  • 生き物を殺さぬよう精進する
  • 精進のために穀断、塩断する
  • 精進日は寺院で説法を聞く

一所懸命に努力すること

  • 日々精進を続ける
  • 一層精進を重ねる
  • 芸術の道に精進する
  • 勉学に精進する

類語

ひたすら仏道修行に励むこと
養う・修養・修身・修道・求道・難行・苦行・荒行・寒行・参禅・修める
肉食せず、菜食すること
草食・一汁一菜
心身を清め行いを慎むこと
沐浴・斎戒沐浴
一所懸命に努力すること
励む・勉強・勉励・精励・精勤・奮励・奮闘・尽力・自彊じきょう・努める・勤しむ・尽くす・精出す・あくせく・粉骨砕身・犬馬の労・力を入れる・力瘤を入れる・手を尽くす・身を砕く・馬力を掛ける