「聡明」の意味

「聡明」の読み方は「そうめい」と読み、

  1. 頭が良く、道理に通じていること
  2. 餅などの、神への供え物

といった意味がありますが、現在は1の意味で使われます。

1の意味では、「総」は耳がよく聞こえること、「明」は目がよく見えることという意味を持ちます。

四字熟語

「聡明」の入る四字熟語には「聡明英知」があり、深遠な道理に通じ、優れた才知があることという意味です。

「聡明英知」の四字は聖人の4つの徳を表しており、「英知」の「英」は元は「叡」と書き、あらゆることに通じていること、「知」はあらゆることを知っていることを意味します。

「聡明」と「賢明」の違い

「聡明」の類語である「賢明」には賢くて、物事の判断が適切であることという意味があります。

「聡明」は「聡明な人柄」のように頭が良く、道理に通じている人を指すときによく使われますが、「賢明」は「賢明な判断を下す」のように、道理に通じ、適切な判断や処置を下すときに使われる言葉です。

使い方・例文

頭が良く、道理に通じていること

  • 聡明な人物
  • 聡明な頭脳を持つ少年
  • 聡明そうな顔つき
  • 大人しく聡明な犬

類語

頭が良く、道理に通じていること
賢い・賢明・知的・利口・利発・怜悧・理知的・頭脳明晰・才気煥発
餅などの、神への供え物
初穂・御供ごくう神供じんく神饌しんせん・盛り物