「案外」の意味

「案外」の読み方は「あんがい」と読み、

  1. 案に相違して、予想・期待が外れること
  2. もってのほかであること、無礼

といった意味がありますが、現在は1の意味で使われます。

1の意味で使うときは、あらかじめ予想を立てており、その予想と異なった結果になったときに使い、良い意味でも悪い意味でも使われます。

また、「意外」は予想を全く立てない状態で、予想外のことが起こったときに使われる言葉です。

「存外」の意味

「存外」の読み方は「ぞんがい」と読み、

  1. 物事の程度・様子が予想と異なること
  2. もってのほかであること、無礼

といった意味がありますが、現在は1の意味で使われます。

1の意味では予想していたよりも結果が良いときに使われる言葉です。

使い方・例文

・案外

  • 心配したが、案外平気だった
  • 大人しそうに見えて、案外話好きだ
  • 楽しみにしていた映画だったが、案外つまらなかった
  • 子供の頃には大きく見えた建物が、案外小さく見える

・存外

  • 頼りなさそうに見えて、存外しっかりした性格だ
  • 怒っているかと思えば、存外穏やかな顔つきだった
  • 失敗するかと思ったが、存外上手くいった
  • 売れないと思っていた商品が、存外好評だった

類語

物事の程度・様子が予想と異なること
意外・慮外・望外・心外・予想外・意想外・意表・不測・不覚・不意・不慮・殊の外・当て外れ・飛んでもない
もってのほかであること、無礼
非礼・失礼・欠礼・失敬・不敬・不躾・無作法・傍若無人・眼中人無し