「懐く」の意味
「懐く」の読み方は「なつく」または「いだく」と読み、読み方によって意味が異なります。
なつくと読む場合
「懐く(自動詞)」は慣れ親しむことを意味します。
人・動物が人に慣れ親しむときに使われる言葉です。
人・動物などを懐くようにするときには「懐ける」と言います。
いだくと読む場合
「懐く(他動詞)」は
- 腕の中に抱え込む
- 抱えるように包み込む
- ある考え・感情を持つ
- 保護、擁護する
といった意味がありますが、現在は1~3の意味で使われ、3は古語で使われます。
2の意味で使うときは自然の景観を表すときに使われ、「~に懐かれた」という形で使われることが多いです。
使い方・例文
慣れ親しむこと
- 孫が祖母に懐く
- 兄に懐く弟
- 子供に懐かれやすい性格
- 可愛がって犬を懐ける
腕の中に抱え込む
- 我が子を腕に懐く
- 大きな荷物を懐いて運ぶ
抱えるように包み込む
- 山々に懐かれた町
- 海に懐かれた孤島
ある考え・感情を持つ
- 大志を懐く
- 疑念を懐く
- 愛情を懐く
- 幻想を懐く
類語
慣れ親しむこと |
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親昵・馴れる・馴染む・甘える・近付く・親しむ・和らぐ・打ち解ける・解け合う |
腕の中に抱え込む、抱えるように包み込む |
抱擁・擁する・抱き込む・抱き締める・抱き竦める・抱き止める・抱き取る・掻き抱く・抱き抱える・だっこ |
ある考え・感情を持つ |
思う・所思・所存・所懐・所感・抱懐・懐抱・感懐・感想・想念・随想・随感・偶感・雑感・含む・感じる・念じる |