相まっての読み方・意味

太極図
「相まって」は「あいまって」と読み、漢字で正しく書くと「相俟って」と書きます。

「俟(ま)つ」という漢字には「当てにする、必要とする」という意味があり、両方揃ってはじめて効果があるもの、状況を指します。

つまり「相まって」とは、二つの要素が重なり合う、お互いに影響を受けることを意味しています。

「相まって」の使い方

「相まって」は「互いに俟つ」という意味があるので、「相まる」、「相まう」、「相まく」とするのは誤用です。

「相まった」、「相まっている」、「相まっていない」という言い方は間違いではありませんが、一般的に使われていません。

「相まって」以外の表現にする場合は、「相まつ」と表現できます。

「相まって」を使った例文

「相まって」は、良い意味にも悪い意味にも使うことができます。

良い意味

  • 実力と運が相まって勝利した
  • 甘みと酸味が相まって丁度良い味
  • 大勢の人と音楽が相まって賑やかな雰囲気

悪い意味

  • 疲労とストレスが相まって体調を崩す
  • 体調不良と緊張が相まって話せなくなる
  • 予定と天候が相まって試合が中止になる

「相まって」の類語

「相まって」の類語には

  • 相乗効果で
  • 相重なって
  • 互いに作用しあって

などがありますが、文書や口語では「諸々の事情により」、「色々な理由が重なり」といった表現も「相まって」の類語として使えます。