「渺々」の意味

「渺々」の読み方は「びょうびょう」と読み、広く果てしないさま、遠くはるかなさまを意味します。

「渺々たる~」という形で使う場合、「々」を省略して「渺たる」という形で使われることもあります。

「淼々」の意味

「淼々」の読み方は「びょうびょう」と読み、水面の広く果てしないさまを意味します。

「淼々」は「淼々たる湖」のように水面に関するものを指すときに使いますが、「渺々」は空、陸地、水面など広い意味で使われます。

「眇々」の意味

「眇々」の読み方は「びょうびょう」と読み、

  1. 広く果てしないさま、遠くはるかなさま
  2. とても小さいさま、取るに足りないさま

という意味があります。

1の意味では「渺々」の漢字が使われることが多いため、「眇々」と書く場合は2の意味で使われることが多いです。

また、2の意味では「眇々」より「眇たる」という連体形で使われることの多い言葉です。

使い方・例文

広く果てしないさま、遠くはるかなさま

  • 渺々(眇々)たる雲海
  • 渺々(眇々)たる平原
  • 渺々(眇々・淼々)たる大海原
  • 渺々(眇々)とした田舎の風景
  • 渺々(眇々)たる山道を歩く

とても小さいさま、取るに足りないさま

  • 眇(々)たる島国
  • 眇(々)たる田舎の神社
  • 眇(々)たる身分
  • 宇宙を知れば、自分など眇(々)たる存在だ

類語

広く果てしないさま
眇々・渺茫・茫々・茫漠・茫洋・漠々・洋々・広漠・浩々・漫々・蒼茫・無辺際・広大無辺・一望千里
小さいさま、取るに足りないさま
些々・些細・些末・微弱・微々・軽微・軽度・区々くく・軽い
取るに足りないさま
滓・塵芥・瓦石・三文・論外・無価値・無意味・無意義・由無い・詰まらない・下らない・他愛ない・子供騙し・馬鹿らしい・馬鹿臭い・馬鹿馬鹿しい・ナンセンス・烏滸の沙汰・話にならない・論ずるに足りない・言うに足りない・愚にも付かない・高が知れている
水面の広く果てしないさま
淼茫・淼漫