「畔」の意味

「畔」の読み方は「あぜ/くろ/ほとり」と読み、読み方によって意味が異なります。

あぜと読む場合

「畔・畦(あぜ)」は、

  1. 田と田の間に土を盛り上げて境としたもの
  2. 敷居や鴨居の、溝と溝との間にある仕切り

を意味しますが、1の意味でよく使われます。

くろと読む場合

「畔・畦・壠(くろ)」は、

  1. 田と田の間に土を盛り上げて境としたもの
  2. 平地の中で、小高いところ

を意味しますが、1の意味でよく使われます。

ほとりと読む場合

「畔・辺(ほとり)」は、

  1. あるものの付近
  2. 水際
  3. ある場所のはし、はずれ
  4. 縁故の人

を意味しますが、現在は1、2の意味でよく使われます。

使い方・例文

田と田の間に土を盛り上げて境としたもの

  • 田畑のあぜ道を歩く
  • 畑のあぜ/くろに座る

あるものの付近

  • 家のほとりに手紙が落ちていた
  • 橋のほとりに大きな木がある
  • 山のほとりにある町
  • 道のほとりを川が流れている

水際

  • 川のほとりで生まれ育つ
  • 湖のほとりに立つ
  • 池のほとりのベンチに座る
  • 沼のほとりで立ち止まる

類語

あるものの付近
辺・際・近辺・近傍・界隈・四辺・近く・辺り・そば
水際
際・浜・汀・渚・磯・水辺・岸辺・海辺・浜辺・川辺・葦辺・沿岸・海岸・河岸・湖岸・川岸・川端・河畔・池畔・湖畔・荒磯・海浜・沿海・臨海・波打ち際・ビーチ
ある場所のはし、はずれ
辺際・辺境・果て
縁故の人
縁辺・近親