「見得」の意味

「見得・見栄・見え」の読み方は「みえ」と読み、

  1. 人目を意識して、実際より良く見せようとすること
  2. 歌舞伎の演出用語で、睨むようにして一定の姿勢を取ること

を意味します。

1の意味では「見栄」、2の意味では「見得」と書かれることが多いですが、当て字です。

公用文では「見え」と書かれます。

慣用句

見栄を張る 上辺を繕って、必要以上に良く見せようとすること
見栄も外聞も無い ある状態に陥り、人の目や噂を気にする余裕もないこと
見得を切る 歌舞伎俳優が見得の姿勢を取ること・自分を誇示するような態度を取ること

使い方・例文

人目を意識して、実際より良く見せようとすること

  • 見栄を張って高級品を買う
  • 恋人の前で見栄を張る
  • お金に困り、見栄も外聞も無く借金する

歌舞伎俳優が見得の姿勢を取ること・自分を誇示するような態度を取ること

  • 役者が花道で見得を切る
  • 自分に任せてくれと見得を切る
  • 自分一人で完成させると見得を切る

類語

人目を意識して、実際より良く見せようとすること
背伸び・空威張り・虚勢(を張る)