「遺憾」の意味
「遺憾」という言葉には、
- 思い通りにならず心残りであること
- 気の毒に思うこと
- 事柄が不首尾であり、容認できないもののこと
といった意味があります。
「遺憾なく~する」という場合は、心残りがない状態を表しており「十分に~する」という意味があります。
また「遺憾にこたえない」という慣用句は、責任などを果たせず、残念でならないという意味があります。
「遺憾」の使い方・例文
- 遺憾のないように、慎重に行動する必要がある
- 遺憾ながら、その企画は中止になった
- 誠に遺憾ながら、その会議には出席できません
- この業務を果たせなかったことは、遺憾にこたえない
- 交渉が決裂したことは、きわめて遺憾に思う
- 市民はその法律に対し、遺憾の意を表明した
- そのチームは遺憾なく実力を発揮した
「遺憾」の四字熟語
「遺憾」が入る四字熟語には、「遺憾千万」という言葉があります。
「遺憾千万」は物事が思い通りにならず、この上なく残念に思うという意味があり、「千万」には「はなはだ、まったく」という意味があることから、「遺憾」をより強調したいときに使われます。
「遺憾」の類語
類語 | 残念・未練(がましい)・痛恨(の極み)・無念・不本意・恨めしい・恨むらくは・名残惜しい・口惜しい・申し訳ない・慙愧にたえない・忸怩たる思い |
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