「足が出る」の意味
「足が出る」という慣用句には、
- 隠したことが現れる、ぼろがでる
- 出費が予算を超える、相場などで損が出る
といった意味があり、「足を出す」ともいいます。
「足が出る」の由来
「足が出る」という言葉が生まれた由来は諸説あります。
ぼろが出るという意味で使うようになったのは、「馬脚を現す」と同様、芝居で馬の足を演じる役者が芝居中にうっかり足を出すことから、「足が出る」、隠れていたものが現れるという意味を持つようになった説があります。
予算を超えるという意味で使うようになったのは、一つはお金は足が生えているように世の中を回ることから、昔は「お足」と呼ばれており、そこからお金を使い過ぎてしまうことを「足が出る」といった説です。
もう一つは着物を作るときに生地の仕立てがきちんとできていないと、仕上がったときに丈が足りず足が出たことから、予算内できちんとした着物が作れなかったことを「足が出る」といった説があります。
「足が出る」の使い方・例文
- 犯人が残した証拠から足が出る
- お土産を買い過ぎて、旅行の予算から足が出る
- お店の客入りが減って足が出る
「足が出る」の類語
類語 | 意味 |
---|---|
足が付く・馬脚を現す・化けの皮を現す | 隠したことが現れる |
赤字・損・損失・超過・採算割れ・割を食う・掛け倒れ | 予算を超える、損する |
対義語 | 意味 |
隠匿・秘匿・蔵匿・隠秘・隠伏・隠蔽・包み隠し・押し隠す・覆い隠す・ひた隠し・揉み消し | 隠す |
お釣りがくる・余り有る・安く済む | 費用が浮く |