「焦がれる」の意味

「焦がれる」の読み方は「こがれる」と読み、

  1. 恋い慕って思い悩む、切ないまでに思いを寄せる
  2. そうなりたいと強く望む、憧れ
  3. 居ても立っても居られないほどである
  4. 火に焼けて黒くなる、焦げる、火に焦げたような色になる
  5. 日光にさらされて色が変わる、日に焼ける
  6. 香が強く焚きしめてある

といった意味がありますが、現在は1~3の意味でよく使われ、4~6の意味は古語でよく見られます。

3は「待ち焦がれる」「思い焦がれる」というように、動詞の連用形に付いて使われます。

「焦がれる」の使い方・例文

恋い慕って思い悩む、切ないまでに思いを寄せる

  • 焦がれた相手と両思いになる
  • 焦がれるほどの慕情
  • 懐かしい記憶に胸が焦がれる
  • 故郷に焦がれる

そうなりたいと強く望む、憧れ

  • 芸能人に焦がれる
  • ずっと焦がれていたものを手に入れる
  • 恋に焦がれる乙女
  • 勝利に焦がれる

居ても立っても居られないほどである

  • 待ち焦がれていた記念日
  • 苛々と思い焦がれる
  • 恋い焦がれて、何も手に付かない

「焦がれる」の類語

恋い慕って思い悩む、切ないまでに思いを寄せる
渇仰・思慕・愛慕・追慕・身を焼く・胸を焦がす・恋焦がれる
そうなりたいと強く望む、憧れ
憧憬・熱望・切望・渇望・志望・所望・欲望・欲求・理想・念願・大願
居ても立っても居られないほどである
急く・逸る・焦心・焦燥・焦慮・焦れる・気を揉む・業を煮やす・矢も楯も堪らず