「心情」の意味
「心情」の読み方は「しんじょう」と読み、心の中の思いという意味があります。
「相手の心情を察する」のように、他人の気持ちについて考えるときによく使われる言葉ですが、「自分の心情を打ち明ける」のように、自分の気持ちに対しても使える言葉です。
「心情」と「思い」の違い
「思い」は、ある物事について考えることという意味があるので、「心情」と同じような意味でも使われます。
ただし、「思い」は「思い(予想)もしない結末」「思い(願い)を遂げる」のように複数の意味を持つため、「心情」よりも広い意味で使われる言葉です。
「心情」と「心理」の違い
「心理」は心の働き、行動によって捉えられる心的過程という意味があり、心で感じるというより、頭で考えるという意味合いで使われます。
「心情」は自然に湧き出る感情を表すときに使われますが、「心理」は「犯人の心理を読み解く」「心理学を学ぶ」のように、意識的に考えるときに使われる言葉です。
使い方・例文
- 優美な心情の持主
- 家族の心情を描いた物語
- 心情的には賛成だ
- 心情的には理解できるが、理論的には無理だ
類語
心の中の思い |
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心中・心事・心裏・意中・衷心・胸中・胸裏・胸間・胸臆・胸襟・腹中 |