「慎む」の意味

「慎む」の読み方は「つつしむ」と読み、

  1. 慎重に振る舞う
  2. 控えめにする
  3. うやうやしくかしこまる
  4. 謹慎する

といった意味がありますが、近年は1~3の意味でよく使われる言葉です。

また、3の意味で使う場合は「謹む」と書き、「謹んで~」のように副詞的に使われます。

「慎む」は心から慎んで、出過ぎないよう控えめにすること、「謹む」は言葉に気を付けて相手を上に見て、自分を下に見るというのが本来の意味です。

送り仮名を「慎しむ」「謹しむ」とするのは誤用です。

使い方・例文

慎重に振る舞う

  • 言葉を慎む
  • 行動を慎む
  • 私語を慎む
  • 慎んだ態度

控えめにする

  • 酒を慎む
  • 暴食を慎む

うやうやしくかしこまる

  • 謹んで告げる
  • 謹んで承る
  • 謹んで礼拝する
  • 謹んで耳を傾ける

類語

慎重に振る舞う
自粛・自重・憚る
控えめにする
節制・節度・自制・戒慎
うやうやしくかしこまる
畏敬・恭敬・恭倹・恐懼きょうく・畏れる