「佳境」の意味

「佳境」の読み方は「かきょう」と読み、

  1. 面白いところ、非常に良い場面
  2. 景色のよい所

を意味します。

元々は2の意味でしたが、「佳」に形や質が良いという意味があることから、興味深く面白い部分という意味を持つようになり、現在では1の意味で使われることが多い言葉です。

1の意味では「話の佳境に入る」など興味深い部分を指すこともありますが、「仕事の佳境に入る」のように、ある状況の最盛期や頂点を表すこともあります。

使い方・例文

面白いところ、非常に良い場面

  • 遂に物語の佳境を迎える
  • この映画は佳境から物語が始まる
  • いよいよ試合の佳境に入る
  • 12月は年末調整の佳境に差し掛かる

景色のよい所

  • 日本随一の佳境へ行く
  • その佳境には多くの観光客が訪れる
  • 山頂から見下ろす景色が佳境と有名だ
  • 佳境を巡って写真を撮る

類語

非常に良い場面
妙所・境地・画境・詩境・山場・見せ場・クライマックス
景色のよい所
佳所・名所・名勝・壮観・大観・偉観・盛観・美景・美観・絶景・佳景・佳境・景勝・絶勝・奇勝・奇観・明媚花鳥風月山紫水明風光明媚・白砂青松・高山流水・山光水色・山容水態