「境地」の意味

「境地」の読み方は「きょうち」と読み、

  1. その人の置かれている立場
  2. ある段階に達した心の状態
  3. 場所や土地、環境
  4. 芸術などの分野・世界

といった意味があります。

1、2は人の立場・心境に対して使われ、3は土地の境界線を表したり、「文明の境地」のように、その土地の環境を表わすときにも使われます。

「境地」の使い方・例文

その人の置かれている立場

  • 苦しい境地に立たされる
  • 絶体絶命の境地
  • 夢か現実か分からない境地
  • 気楽で、自由な境地にいた

ある段階に達した心の状態

  • 無我の境地に達する
  • 悟りの境地に至るため、修行する
  • 諦めの境地に達する
  • 忘我の境地で舞い踊る

場所や土地、環境

  • ここは北町と南町の境地だ
  • 境地には関所がある
  • 外界と隔絶された境地
  • メキシコはマヤ文明の境地だ

芸術などの分野・世界

  • その現代画家は、日本画の新境地を追求している
  • 彼女はこの作品で、新境地を開拓した
  • 彼の創造するものは、独自の境地に達している

「境地」の類語

類語
境界・境涯・境遇・心境・立場・状態・立つ瀬