「四苦八苦」の意味

「四苦八苦」の読み方は「しくはっく」と読み、

  1. 生・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦の四苦を合わせたもの
  2. 非常な苦しみ、散々に苦労すること

といった意味があり、1の意味が転じて一般的に2の意味で使われるようになりました。

1は仏教で人生の苦の総称を表す仏語です。

  • 愛別離苦あいべつりく…愛するものと別れなければならない苦しみ
  • 怨憎会苦おんぞうえく…恨み憎むものと出会わなければならない苦しみ
  • 求不得苦ぐふとくく…求めても得られない苦しみ
  • 五陰盛苦ごおんじょうく…心身の物質的、精神的な現象から苦しみが盛んになること

使い方・例文

  • 問題の解決に四苦八苦する
  • 全員が納得いく説明をするのに四苦八苦する
  • 金策に四苦八苦する
  • どこのスキー場も雪不足で四苦八苦している

類語

非常な苦しみ、散々に苦労すること
重苦・困窮窮する・血を吐く思い・塗炭の苦しみ