「侮る」の意味

腕組みする人
あなどる」という言葉には、

  1. 相手を軽く見て馬鹿にする、見くびる
  2. 軽蔑する、見下す

といった意味があります。

「侮」の「毎」は、「くらい」という漢字と同じ意味を持ち、暗く視界にさえ入らない人、つまり馬鹿にする、軽蔑する相手を表しています。

「侮る」の使い方・例文

  • 傲慢な性格で、人を侮るところがある
  • 年下と侮って油断すれば、こちらが負けるだろう
  • 彼は自他共に厳しく、他人を侮るようなこともない
  • あの人はなかなか侮りがたい性格だ

「侮る」を使ったことわざ

猫とネズミ
「侮る」を使うことわざには、「小敵しょうてきと見て侮るなか」というものがあり、「小敵だと思って侮ると、思わぬ不覚をとることになるので、油断してはいけない」という意味です。

同じような意味を持つことわざには、

  • 急がば回れ、急いては事を仕損じる
  • 壁に耳あり障子に目あり
  • 石橋を叩いて渡る
  • 窮鼠猫を嚙む
  • 後悔先に立たず
  • 転ばぬ先の杖
  • 初心忘るべからず
  • 備えあれば患いなし

などがあります。

「侮る」の類義語・対義語

類義語 軽蔑・軽視・侮蔑・侮辱・嘲る・嘲弄・愚弄・弄ぶ・下目に見る・上から目線で見る・甘く見る・白い目で見る・袖にする・冷やかす・嘗めてかかる・過小評価する・低く見積もる・安く踏む
対義語 崇める・畏れる・敬う