「なまじ」の意味

「なまじ」は漢字で「憖」と書き、

  1. あることをすると仮定して、無理にそうしない方がよいさま(副詞)
  2. むしろそうでなかった方がよいくらい中途半端であるさま(形容動詞)

といった意味があります。

1の意味では、「~すればかえって」という意味合いで使われます。

2の意味で使うときは「なまじっか」とも言います。

使い方・例文

あることをすると仮定して、無理にそうしない方がよいさま

  • なまじ期待をかけていると、それが外れたショックも大きい
  • なまじ情けをかければ、こちらが負けてしまう
  • なまじ贅沢をすれば、どんどんわがままになっていく
  • なまじ口出しすれば、問題が複雑になりそうだ

むしろそうでなかった方がよいくらい中途半端であるさま

  • なまじ仕事ができる人なので、できない人の気持ちが分からない
  • なまじ早寝したので、深夜に目が覚めてしまった
  • なまじ顔を知っている相手なので、会わない訳にもいかない
  • なまじっか口が上手いので、嘘も平気でつく

類語

中途半端であるさま
適当・生半・お座なり・場当たり・其の場限り・其の場逃れ