「痛み入る」の意味・使い方

挨拶
「痛み入る」という言葉には、相手の手厚い配慮・好意に深く感謝、恐縮することという意味があり、胸が痛くなるほど申し訳なく思い、またありがたく思う気持ちを表しています。

ただし「痛み入る」を目上でなく同僚・目下の人に対して使うと、丁寧な言葉遣いがかえって皮肉・嫌味をこめたような表現に受け取られることもあり、使い方に注意が必要です。

例えば「ご親切痛み入ります」という言葉を同僚・目下の人に使うと「余計なお世話・ありがた迷惑だ」というような表現で受け取られてしまう場合もあるので、「どうもありがとう」というように、堅苦しくない言葉を使う方が誤解されにくくなります。

「痛み入る」の例文

  • お心遣い、痛み入ります
  • ご厚情、痛み入ります
  • ご助言をいただき、痛み入ります
  • わざわざのお越し痛み入ります

「痛み入る」の類語

類語 恐縮・恐懼きょうく・恐れ入る・恐れ多い・恐悦至極・かたじけなく思う・心苦しい・身に余る光栄