「錯綜」の意味

「錯綜」の読み方は「さくそう」と読み、物事が複雑に入り組んでいること、入り混じって混乱することという意味があります。

「海上を多くの船が錯綜する」のように目に見えて複雑なものを表すこともあれば、「記憶が錯綜する」のように目に見えない複雑なものを表すときにも使われます。

「錯綜」の使い方・例文

  • 人波が錯綜している繁華街
  • 戦場を敵味方が錯綜して走る
  • 錯綜した愛と憎しみ
  • 事情が錯綜しており、説明が難しい
  • 情報が錯綜する現代社会

「錯綜」と「輻輳」の違い

輻輳ふくそう」には方々から、物が1つの場所に集まることという意味があり、「イベント会場に人が輻輳する」のように使われます。

「錯綜」は物事が複雑なこと、混乱することを意味しますが、「輻輳」は人や物が1つの場所に集中するという意味で使われる言葉です。

また電話・インターネットなどの回線で、多数の利用者が特定の時間帯に集中して不具合が生じることも「輻輳」と言います。

「錯綜」の類語

物事が複雑に入り組んでいること、入り混じって混乱すること
交錯・錯雑・紛糾・絡まる・こじれる・もつれる・ごたつく・込み入る・入り込む・入り乱れる・こんがらかる