「雑然」の意味

「雑然」の読み方は「ざつぜん」と読み、色々なものが入り交じって、まとまりがないさまという意味があります。

「雑然とした部屋」のように目に見えてまとまりのないさまを表したり、「雑然とした観念」のように、目には見えない人の考え、雰囲気などを表すときにも使われます。

「雑然とした~」という表現でよく使われる言葉です。

「雑然」の入る熟語

「雑然」の入る熟語には「雑然紛然ざつぜんふんぜん」という言葉があります。

色々なものが入り交じってごたごたしていることという意味で、「雑然」は色々なものが入り交じっていること、「紛然」は入り乱れてごたごたしていることという意味です。

似た意味を持つ二字熟語で構成された言葉ですが、雑然さ、もしくは紛然さをより強調するときによく使われます。

「雑然」の使い方・例文

  • 机の上に物が雑然と置かれている
  • 雑然とした繁華街の景色
  • 雑然とした都会の雰囲気
  • 雑然とした考えが次々に浮かぶ
  • 足の踏み場もないほど雑然紛然とした部屋

「雑然」の類語

色々なものが入り混じって、まとまりがないさま
不整・雑・雑多・乱雑・紛然・紛々・繚乱・乱脈・蕪雑ぶざつ無秩序・種々雑多・百鬼夜行・参差錯落しんしさくらく紛擾雑駁ふんじょうざっぱく・ごった・ごっちゃ・ごたごた・ごてごて・ごちゃごちゃ・ごしゃごしゃ