「雑魚」の意味・由来
「雑魚」の読み方は「ざこ」と読み、
- 色々な種類の入り交じった小魚
- 地位の低い者、取るに足りない者
といった意味があり、1の意味が転じて2の意味を持つようになりました。
「雑魚寝」は大勢の人が雑然と入り交じって寝ること、「雑魚場」は江戸時代、大阪で最大の魚市場のことを表しましたが、現在は一般に魚市場のことを指します。
「雑魚」の入る慣用句
「雑魚」の入る慣用句には、「雑魚の魚交じり」があり、小物が大物の中に交じっていること、つまり能力に相応しくない地位にいるという意味です。
似た意味を持つ慣用句に「鱓の魚交じり」「蝦の鯛交じり」「目高も魚のうち」「蝙蝠も鳥のうち」などがあります。
「雑魚」の使い方・例文
- 網にかかったのは雑魚ばかりだ
- 雑魚の群れなど歯牙にもかけない
- 雑魚でも数が集まれば厄介になる
- あの人が部長では雑魚の魚交じりだ
「雑魚」の類義語・対義語
小魚 |
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幼魚・稚魚・白子・じゃこ |
地位の低い者、取るに足りない者 |
小物・小者・小人・群小・匹夫・鼠輩・馬の骨 |
大魚 |
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大物・成魚 |
地位の高い者、中心となる者 |
大物・大人・大所・要人・首脳・頭脳・重鎮・幹部・棟梁・柱石・長老・元老・顔役・胴元・首謀・大御所・大立者・大黒柱・御偉方・元締め・立役者・独裁者・主人公・ワンマン |