「純朴」の意味

「純朴」の読み方は「じゅんぼく」と読み、「醇朴」「淳朴」と書かれることもあります。

素直で飾り気がないこと、人情が厚くて素朴なことという意味があり、「純朴な人」「純朴な風景」のように、人の性格、物事の雰囲気などを表すときに使われる言葉です。

「純朴で信頼できる人」と良い意味で使うこともあれば、「純朴で面白みのない人」のように悪い意味で使われることもあります。

「純朴」と「純粋」の違い

「純粋」にはまじりけのないこと、邪念や私欲のないことなどの意味がありますが、「純朴」のように人情が厚くて素朴なことという意味は含まれていません。

また、「純朴」は「純朴な人」「純朴な町」のように人に関連するもの指すときによく使われますが、「純粋」は「純粋な水」のように、人以外の物事にも広く使われる言葉です。

使い方・例文

  • 純朴な少年
  • 純朴な笑顔
  • 田舎の純朴な気風
  • 純朴ではあるが、垢抜けない感じがする

類義語・対義語

類義語
素直で飾り気がないこと、人情が厚くて素朴なこと
質朴・質実・淳良・無邪気・天衣無縫・天真爛漫
対義語
飾り立てること、人情がないこと
虚飾・虚栄・伊達・装う・殺伐・無情・非情・薄情・冷淡・冷然・不親切・無慈悲