「波」の意味
「波/浪/濤」の読み方は「なみ」と読み、
- 風や振動によって起こる水面の高低運動
- 振動や変化が周囲に次々に伝わっていく現象
- 形や様子が波浪のように起伏を生ずるもの、押し寄せるように動くもの
- 物事が一定しないこと
- 個人では対応しきれない変化が、かわるがわる生じること
- 世の中の乱れ、騒ぎ
- 消えやすいもの、儚いもの
- 老いて皮膚に生ずるしわ
- 波を図案化した紋所
といった意味がありますが、現在は1~5の意味でよく使われます。
慣用句
波に乗る |
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自分、周囲の動きを利用して行動する・勢いに乗る |
波にも磯にもつかぬ心地 |
中途半端で落ち着かない気持ち |
波を打つ |
波が立つように、次々に高くなったり、低くなったりする・波打つ |
使い方・例文
風や振動によって起こる水面の高低運動
- 海岸に打ち寄せる波
- 天候が悪く波が荒れる
- 波に漂う船
振動や変化が周囲に次々に伝わっていく現象、波動
- 光の波が伝播する
- 音は空気中に伝わる波だ
- 恐怖の波が人々に伝わっていく
形や様子が波浪のように起伏を生ずるもの、押し寄せるように動くもの
- 旗が波のように揺らめく
- 波模様になった砂漠
- 群衆が人の波となって押し寄せる
- 火事の熱波が迫る
物事が一定しないこと
- 調子に波がある
- 感情に波がある
個人では対応しきれない変化が、かわるがわる生じること
- 歴史の波に翻弄される
- 時代の波に逆らう
類語
風や振動によって起こる水面の高低運動 |
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波浪・白波・波頭・潮頭・夕波・波の花・金波銀波・千波万波 |
振動や変化が周囲に次々に伝わっていく現象 |
波動・音波・電波・超短波・短波・中波・長波・光波・地震波・電磁波 |
形や様子が波浪のように起伏を生ずるもの、押し寄せるように動くもの |
波状・高低・凹凸・凸凹・上がり下がり・ウェーブ |
物事が一定しないこと |
斑・区区・浮気・斑気・不規則・不統一・不揃い・移り気・気紛れ・ちぐはぐ・ばらばら・支離滅裂・滅茶滅茶・滅茶苦茶・飽きっぽい |
個人では対応しきれない変化が、かわるがわる生じること |
時流・暗流・潮流・風潮・風雲・空合・日和・動き・流れ・勢い・弾み・風向き・雲行き・成り行き |
世の中の乱れ、騒ぎ |
波乱・騒動・荒れる |
消えやすいもの、儚いもの |
夢・幻・夢幻・邯鄲の夢 |