「傅く」の意味

「傅く」の読み方は「かしずく」と読み、

  1. 人に仕えて助ける、世話をする
  2. 子供を大切に育てる

といった意味があり、「侍く」とも書かれます。

元々は2の意味でしたが、やがて1の意味で用いられるようになりました。

現在は日常的に使われない言葉ですが、1の意味で、時代小説などで見られる言葉です。

「傅く」と「跪く」の違い

ひざまずく」は地面に膝をついて身を屈めることを意味しますが、それが「傅く」と混同されることがあります。

「傅く」に誰かに仕えるという意味があることから、主人に跪くイメージで混同されるようになったのかもしれません。

ただし「跪く」に誰かに仕えるという意味はなく、単純に膝をついて身を屈める動作のことを表すため、「傅く」と「跪く」の意味は全く異なります。

「傅く」の使い方・例文

人に仕えて助ける、世話をする

  • 主人に傅く使用人
  • 大名に傅く家臣
  • 家来として王に傅く

「傅く」の類語

人に仕えて助ける、世話をする
侍る・後見・介錯・介抱・介添え・仕える・付き添う