「木で鼻を括る」の意味・語源
「木で鼻を括る」という慣用句には、無愛想に応対すること、冷淡にあしらうことという意味があります。
元々は「木で鼻をこくる(こする)」という意味でしたが、「こくる」が「括る(縛る)」と誤用されてそのまま一般化し、「鼻を括る」と言われるようになりました。
また「木で鼻をかむ」と言われることもありますが、意味は同じです。
「木で鼻を括る」の誤用
「木で鼻を括る」を、傲慢な態度で人に接するという意味で使うのは誤用です。
例えば「木で鼻を括ったような態度」というのは、人を見下すような偉そうな態度という意味ではなく、不愛想、冷淡な態度という意味になります。
「木で鼻を括る」の使い方・例文
- 木で鼻を括るような返事
- 木で鼻を括ったように話す
- 木で鼻を括ったように冷たい性格
「木で鼻を括る」の類語
無愛想に応対すること、冷淡にあしらうこと |
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冷遇・薄遇・無愛想・不愛嬌・つんつん・つんけん・にべもない・つっけんどん・ぶっきらぼう・けんもほろろ・すげない・素っ気ない・余所余所しい・他人行儀・素知らぬ・知らん振り・鼻であしらう・白い目で見る・冷や飯を食わせる・取り付く島も無い |