「猜疑」の意味
「猜疑」の読み方は「さいぎ」と読み、人を勘繰り疑うことという意味があります。
人の言動を素直に受け入れず、何か裏があるのではないかと疑う感情のことで、そうした気持ちを「猜疑心」と言います。
「猜疑心に苛まれる」「猜疑心に駆られる」といった言い方でよく使われますが、どちらも疑わずにいられない気持ちを表すときの表現です。
「猜疑」の使い方・例文
- 猜疑心の強い性格
- 猜疑心に苛まれて、精神不安定になる
- 猜疑の目を向ける
- 嫉妬から猜疑を生じる
- 嘘ではないかと猜疑した
「猜疑」と「懐疑」の違い
「猜疑」の類語に「懐疑」という言葉がありますが、「懐疑」は物事の意味・価値、また自他の存在・見解などに疑問を持つことという意味があります。
「猜疑」は他人の言動を疑って不安、恐怖感を感じるときに使われる受け身の言葉ですが「懐疑」は「新薬の効果について懐疑する」「自己の存在を懐疑する」のように、自ら研究、追及して疑うという意味合いの能動的な言葉です。
「猜疑」の類語
勘繰り疑うこと |
---|
訝る・怪訝・容疑・疑念・疑心・疑惑・疑問・懐疑・嫌疑・疑義・疑点・狐疑・不審・怪しむ |