「色の白いは七難隠す」の意味

笑顔
「色の白いは七難隠す」という言葉には、色白の女性は容姿に多少欠点があっても、それを補って美しく見えるという意味があります。

「七難」とは仏教で七種の災難を意味しますが、その七難の内容は宗派によって異なるため、一般には
色々な難点・多くの欠点
という意味で使われます。

また、「色の白いは十難隠す」と言われることもあります。

「色の白いは七難隠す」は褒め言葉ではない

上記で解説したように、「色の白いは七難隠す」は多少欠点がある人でも、肌の色が白ければ美しく見えるという意味があり、褒め言葉というよりはけなす表現が入っています。

ただし、「色の白いは七難隠す」の意味を正確に理解していない人が、色白で綺麗な人を褒めるために間違って言うこともあるので、一概に悪意があってこの言葉を使っているとは限りません。

「色の白いは七難隠す」の誤用

「色の白いは七難隠す」の「七難」は(容姿の)難点・欠点を指すもので、災難という意味では使われません。

例えば「色の白いは七難隠すというので、この女性は人生の様々な災難に巻き込まれにくいだろう」というように、色が白いので運が良いというような意味で使うのは誤用です。

「色の白いは七難隠す」の類語

類語 色の白いは十難隠す・米の飯と女は白いほど良い・髪の長きは七難隠す