「風流」の意味
「風流」の読み方は「ふうりゅう/ふりゅう」と読み、読み方によって意味が異なります。
「風流」と読む場合
- 上品な趣があること
- 世俗から離れて、詩歌・書画などの趣味の道に遊ぶこと
- 美しく飾ること、意匠を凝らすこと
- 先人の遺したよい流儀
という意味がありますが、現在は1、2の意味でよく使われます。
風流を好む人、風流の趣味を解する人のことを「風流人」と言います。
「風流」と読む場合
- 風流と同じ意味
- 民俗芸能の群舞(盆踊・太鼓踊・念仏踊など)
- 趣向を凝らした仮装・作り物を伴った日本芸能の一つ(風流踊)
- 能楽で、特別に付加して行う演目
- 中世に飾り衣装を着て行った群舞
という意味があります。
四字熟語
風流韻事 |
---|
風流な遊び・自然に親しみ、詩歌を作って楽しむこと |
風流三昧 |
詩歌・書画など優雅な趣味を楽しみ暮らすこと |
使い方・例文
上品な趣があること
- 風流な構えの別荘
- この庭は風流な趣がある
- 風流な衣装を纏う
- 風流とは縁のない暮らし
世俗から離れて、詩歌・書画などの趣味の道に遊ぶこと
- 風流の心得がある人
- 風流な遊びを好む
- 風流人として知られる大名
- 風流韻事に心を馳せる
- 画家として風流三昧の生活を送る
類語
上品な趣があること |
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雅(やか)・風雅・雅趣・雅致・高雅・高尚・高踏 |
世俗から離れて、詩歌・書画などの趣味の道に遊ぶこと |
風雅・風流韻事・風流三昧・嘯風弄月 |