「足が地に着かない」の意味
「足が地に着かない」という言葉には、
- しっかり地面に立てない、歩けない
- 気持ちが興奮して落ち着かない
- 考えや行動が浮ついていて、しっかりしていない
といった意味があります。
1の意味が転じて、2、3のような心情を表すときにも使われるようになりました。
2は喜びや緊張で気持ちが落ち着かないときに使われ、良い意味でも悪い意味でも使われます。
語順が入れ替わって「地に足が着かない」とも言われますが、この場合は3の意味でよく使われます。
「足が地に着かない」の誤用
「足が地に着かない」は足が基準になっている言葉なので、「足に地が着かない」は誤用です。
また「足が土に着かない」と言われることもありますがこれも誤用で、正しくは「足が地に着かない」になります。
「足が地に着かない」の使い方・例文
- 熱でぼうっとして、足が地に着かない気分だ
- 酔っ払っていて、足が地に着かない様子だった
- 幸せ過ぎて、足が地に着かないように思える
- 明日が発表会だと思うと、足が地に着かない
- 理想ばかり言うだけで、足が地に着かない
- 足が地に着かない計画で、実現できると思えない
「足が地に着かない」の類語
しっかり地面に立てない | ふらつく・よろめく・よろける・千鳥足・足元が覚束ない・足元が頼りない・たたらを踏む |
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気持ちが興奮して落ち着かない | 気が気でない・気もそぞろ・いそいそ・浮き足立つ |
考えや行動が浮ついている | (机上の)空論・空理空論・理想論・夢物語・横柄・調子に乗る・有頂天、天狗になる |